
日産自動車株式会社:欧州市場のマーケティング戦略
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1992年のEC(欧州共同体)市場統合を控え、日産自動車では、今後同社にとって大きな潜在性が期待される南欧3国についてのマーケティング戦略を検討していた。従来欧州に関しては、日本の自動車メーカー各社は、総市場の約9割を占めるEC市場について、全体でおよそ10%という自主規制枠を課せられ、さらに、これとは別に、フランス、イタリア、スペインの南欧3区には、国別の厳しい輸入規制を行っていた。しかし、1988年末からは同社の英国工場で生産された「ブルーバード」の大陸向け輸出も始まり、また、EC統合により、国別輸入規制の緩和も考えられた。本ケースでは、このような状況の中で、南欧3国という従来ほとんど実績のない市場にいかに参入していくかが、欧州全体に対する戦略との関連で、また、EC統合や日欧経済摩擦といった政治的要因との関連で検討される。
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【書誌情報】
ページ数:30ページ
サイズ:A4
言語:日本語
商品番号:KBSP-00847
書誌コード:15146
対象年代:1989/1/1
登録日:2002/1/1