インセンティヴ付与とリスク負担:モラルハザードが生じる状況における雇用契約

インセンティヴ付与とリスク負担:モラルハザードが生じる状況における雇用契約


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本稿の目的は、モラルハザードが生じる状況下での(簡単な)雇用契約の数値例を通じて、インセンティヴ付与とリスク負担のトレード・オフを明確に捉えることである。モラルハザードとは、アドヴァースセクションとともに、1950年代に保険経理人によって提起され、彼らの共同研究を通じて経済学者が明確な表現形式を伴って定式化した概念の一つであり、取引の非効率性をもたらす要因を「隠された行動」に求めている。本稿における考察が読者に求める数学の知識は関数y=x^2の微分である。2次関数の最小値を求めることができれば、微分を知らなくても本文を読み進めることはできる。Appendixでは、より深い内容をより正確に理解したいと望む読者に向けに、本文で取り扱う内容をやや一般的な枠組みにおいて説明している。ただし、そこでは、非線形計画法が用いられている。非線形計画法については、「顧客のスクリーニング:アドヴァースセクションが生じる状況における商品設計」(別教材)のAppendixを参照してほしい。

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【書誌情報】

ページ数:14ページ

サイズ:A4

言語:日本語

商品番号:KBSP-03098

書誌コード:3191

登録日:2023/6/20