日本航空と全日本空輸:2011年

日本航空と全日本空輸:2011年


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全日本空輸(ANA)は1990年代,多角化投資,海外展開の失敗により,財務的危機に直面していた。しかし,料金自由化,参入規制緩和の政策変更にともない,ANAは機動的な料金設定と,マーケティング,Star Allianceの加盟等により徐々に業績を回復していった。他方,1980年代に世界一の航空企業であった日本航空は,日本―北米路線,日本―欧州路線におけるシェアを低下させていた。日本の航空業界は,2000年代に入ると,航空機ハイジャックによる「テロ攻撃」,イラク戦争,SARSの発生による需要衰退後,JALとJASは合併をして,国内シェア首位となった。2000年代半ばは,アメリカとアジアの経済成長によって需要は拡大したが,燃料価格の暴騰,さらに2008年のリーマンショックによる需要の激減があり,そのなかで低価格航空会社(LCC)との競争も厳しくなっていた。JALは2010年に破綻した。さらに2011年3月の東日本大震災により,国内,国外ともに旅客運輸が大幅に低下した。大きく環境の変化する日本の航空業界について,ANAをJALと比較して展望する。

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【書誌情報】

ページ数:110ページ

サイズ:A4

言語:日本語

商品番号:KBSP-02871

書誌コード:19134

対象年代:2011/1/1

登録日:2020/4/1


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